2018年のまとめ。
今年は公私ともに上手くいって良かった年であった。来年もそうであることを願ってやまない。ということで振り返り。
■ 長期
・G7のシェア低下
・鶏肉増
・温暖化 コーンなどは北へ カナダ生産量増やす
・都市化
・旅客数増
・オスカー賞、NFLなどの視聴者数の減少
・スイス高級時計離れ 特に若年層
・飴、チョコレート、炭酸、タバコ 下落
・水(特に炭酸水)、サラダ、サンドイッチ 上昇
・日本出生数 97.7 94.6 92.1 2016,17,18 少子化歯止め全く効かず
・米も出生率の低下
・米、アイルランドなどカトリックの減少
・銀行の支店数減
・プラスチック減らす運動
・石炭発電減少 風力、太陽光の増加
■ 政治
・ペンス 対中冷戦発言
・米朝首脳会談 @シンガポール
・もりかけ問題 結局不問
・日本 外国人人材 こっそり可決
・フランス マクロンの市場重視にフランス国民反発
・メルケルの求心力低下
・サウジ 暗殺など色々
・日産 カルロス・ゴーン逮捕
・障碍者雇用 公官庁で水増し
・官民ファンド 経産省が一度締結した契約を破棄
■ 経済・マーケット
・中央銀行のバランシート縮小
・2月 VIXショック XIV償還
・上期 アジアのドル建て起債急増
・ビットコインバブル崩壊 19370 → 3270
・FANG BAT バブル崩壊
・トルコリラ急落
・アルゼンチンペソ 急落
・米中貿易戦争
・原油価格の下落 77 → 43 10月から12月の3ヶ月で
・12月相場 流動性ない時期にFedタカ派で大荒れ
・逆イールドが話題
・トラックドライバー不足 価格上昇
・米 住宅業界の不振
・円高の不発
・アンゴラ ドルペッグ廃止
・ベネズエラ デノミ インフレ 物資入手困難
・人民元の切り下げ
■ 企業
・ソフトバンク WeWork Uberなど色々出資しまくる モバイルはスピンオフして12月に上場
・既存広告業界の苦境
・トイザらス、シアーズ、中国 自転車シェアの破綻
・武田 シャイアー買収
・ディズニー FOX買収
・スポティファイ 上場
・ドイツ銀行の苦境
・H&Mの苦境
・GEの苦境 ジャンク債へ
・GME BBBY苦境
・BUDの苦境 ビール離れ
・アップルの値上げに消費者ついて行かず インド、タイ、中国でもシェア獲得できず
・エアバスA320 エンジントラブル
・エアバス ボンバルディアのCシリーズ傘下へ ボンバルディアは航空から撤退
・タバコ業界 JUULの躍進 MOが焦って出資
・ESPN 過去6年で-1600万人 DIS 2019年下期にDisney+ 立ち上げ
・再保険のマージン減 流入続く Catbondブーム
・ストアカード 他のクレジットカードに押される
・ゲーム業界 サブスクリプションへ
■ 不祥事
・ホシザキ、スルガ銀行、SUBARU、日産、KYB、三菱マテリアル、東レ、てるみくらぶ、川崎重工、ソニー、レオパレス、はれのひ いずれもお咎めなし
■一般
・日大アメフト
・医学部不正
・#metoo
・日本ボクシング連盟 助成金流用
・TOKIO山口 淫行で活動停止
・キリン イラスト炎上
・イチロー 一区切り
・W杯 日本16強
・サウジ 女性運転解禁
・桂歌丸 星野仙一 死去
・筋肉体操 カメラを止めるな 話題
■ 税金
・基礎控除 38万 → 48万 2400超は基礎控除減
・給与所得者控除は減
・事業継承税制緩和
・妊婦加算廃止 2019年1月から
・消費税増税 8% → 10% 軽減税率の手間増える
・ふるさと納税 30%以上はダメとのお達し
■ ブーム
・AI
・コベナンツなし
・サブスクリプションモデル
・マリファナ合法化
・ネットサロン、個人ブログ、youtuber のマネタイズなどが本格化
有用な情報も増えたがノイズもはそれ以上に増えた。そして有用な情報も価値はあるが、自分自身にとっては関係ない有用な情報というのも増えた。ちょっと前から言われているが情報の取捨選択の必要性が本格化したのではないだろうか。有用な情報が多いだけに問題はより一層難しくなっているような気がする。
■ 本・映画
図らずとも今年も去年と同じ151冊。
良かった本
・肩をすくめるアトラス めっちゃ面白い
・武田氏滅亡 めっちゃ面白い
・子育ての誤解 参考になる
・羽生との対話
・買うべき旅客機
・未来の航空
・悪いやつほど出世する
・市場の倫理 統治の倫理
・国富論 アダム・スミスめっちゃ頭いい
・ラーニング・ソサエティ
・ハーバードのファイナンス授業 ファイナンスと倫理扱う
・サイゼリア 社長は理系 ドリアは1000回以上変更している
・フェルミニ推定
・入門経済思想史
・成功者の告白
・IKEAモデル
・石油の帝国
・3Mニューロマネジメント 3Mは理系なら適切に評価されるので良い企業だと思う
映画は
・ブレードランナー
・the wave
・オブリビオン
・カメラを止めるな
・クレイジーリッチ
■ 味覚
まいもん寿司 東京で手軽に食べる回転すしとは非常に美味しい
俺のフレンチ、イタリアン やっぱり良いと思う
アンリ・ショーヴェのアドニスは美味 お値段も手頃なのが嬉しい
ジャニソンバラドン ベタだけど2004のトゥーレットは他とは違う
■ 旅行
台湾、バンコク、松山
松山城は一見の価値あり。台湾はみんなで行って美味しいものを食べて楽しかった!美味しいものは正義!
■ 勉強したこと 時間
今年はアメリカに上場されている銘柄の全て(4971銘柄、直近のIPOは除く)をとりあえず目を通した。色々な種類の企業があるし、株もあることが解った。バイオ銘柄を調べている時は数が多い割にさっぱり分からないのでもはや苦行だった。
とはいえ医学は、どの症状・部位を、どのような解決方法で、どのように解決するという分類になっていることは分かった。小さい企業(ほとんど研究室が外に出ただけのレベル)は増資して資金を賄う。
仮にFDAを通ってうまくいっても、今度は大規模な営業をかけないと行けないので大変すぎる。それなら大手に売るのが合理的というのも解る。バイオシミラーは意外に真似できない。
それよりもバイオ企業が使う器具のメーカーが安定しいるし、上述した営業を楽にするITもあるので(VEEVなど)、ここでも金を掘るよりツルハシが良いよねと。高いけど。
うっする見えるのは、今後はいわゆる大企業と小企業に分かれるだろうということ。中途半端な規模の会社はどんどん買収されていくことは、現状の制度が維持される限りにおいては正しそうである。
またこういった個別を俯瞰する、さらに個別を詳細に見ていくことをやっている人は非常に少ないことが解る。それは実際に株価から演繹される割引率をみていると解る。マクロも同様。解説にはもってこいだが役に立つかと言われれば疑問符もつく。
AIがはびこる世界だからこそ、手間をかけることが優位性を持ちそうだ。AI・クォンツははデータの入手可能性が高いことによるバイアスにかかっていそうである。
チャーリー・マンガー曰く『手持ちの道具がかなづちだけだと、あらゆるものが釘に見えてくる』
時間に関して言えば3時から4時起き、20時から21時寝くらいが標準になった。これはある程度の期間に渡ってやることがあるのであれば堅実に機能する一形態なのではないだろうか。
■ ランニング
年間で4028m。特に10月から12月は月間走行距離はいずれも500kmを超えることに成功した。でも思ったよりは体重が減っていない。。。
とはいえ12月の湘南マラソンで自己ベストの3時間08分59秒は達成できている。
感覚としてはポイント練習とか色々あるけど、結局最も大きなファクターは体重ぽいというのが今のところの結論である。
■ 勉強したこと
日本の政治や企業の不祥事をみていて思ったのが、上述した悪いやつほど出世するで述べられる、結局、悪いことをしても罰せられないこと、を理解すれば大体が説明できそうだなぁと。
それから10月くらいに話題になった、意外に人は文脈をきちんと解釈して判断することができないというのはなるほどと思った。
■ 考え
歳も40歳になろうともすると、男女問わず同学年でも違いがはっきりしてくるなと。良い悪いではなく。ただそういうものだという感じになる。
もうおいそれと軌道修正も効かないし、凡そ自分の能力や気質が解ってきた感じになるのではないだろうか(たとえ間違っていても)
ということで、まあ自分の能力や気質を考慮した上で、それを存分に発揮しているのだろうかという極めて凡庸な結論に落ち着くのではないかと。この辺はハーバードのファイナンス授業の著者の考えの根底にあるプロテスタント的な価値観なのかもしれない。
でもたぶんそれはもっと昔の後期ストア派なんではないかといういつもの結論でもある。羽生との対話では、羽生はその辺の絶対的価値についてよくよく考えているので興味のある方は是非読まれたし。
その人が与えられた条件(能力、やる気、情熱)でがんばっているならば、それを祝福するのは難しいことでは無いのかもしれない。
来年も平穏無事に過ごせますように。