2014/08/20
クーリエ 9月号
今回の特集はシンプルにすること。片付けをすると確かに気持ち良くなりますよね。あれは不思議な感覚だけど、やる前は億劫になっているのはなぜなんでしょうか。
ワーク・シフトの人の新刊は8月に邦訳がでるそうで心の復元力がテーマになっているそうです。
■シンプルにすること
持ち物は自我を反映している。私たち自身がどんな人間か、どこから来たのか、どこに向かうのかを示している。
若者は汎用性の高いものに価値を置くが、高齢者は思い出を呼び起こす品を大事にする。
人が新しい物を欲しがるのは変化への期待。
片付けをすると過去を片づける。片付けには2つのステップで良い。1つ目は捨てるかどうかを見極めること、2つ目は残すものの定位置を決めること。捨てるか残すか否かはときめくかで決める。
服は重ねるのではなく立体的にする。
本当にすべきことは残しておきたい物を見つけること。自分を幸せにする物を見つけること。
大切なことをするときは、力を入れるのではなく、力を抜く。
常に死を意識する。
田舎では自分から情報を取りにいかない限りは入ってこない。都市は人も情報も多すぎる。
会議は必要な人だけで。
他人の課題には介入せず、自分の課題には介入させない。そうすれば対人関係に関わる問題は一気に解決する。
■ワーク・シフトの人の新著
これからの時代に必要なのは、レジリエンスだ。心の復元力で、苦しい状況に追い込まれても挽回する能力があること。知的、心、人のレジリエンスの3つがある。
自分と異なることをしている人と接すると、多くのイノベーションが起こる。これはワーク・シフトのメッセージの1つ。
働いて成長できる場所がなければ、その場所を自分で作り出せば良い。
考える時間があり、決められた仕事以外のことをする時間があって、人は初めてクリエイティブになれる。
リーダーになるためには、内なるたびによって自分の内面を強化する一方で、外への旅をする必要がある。
直接自分の目で見る衝撃が、クリエイティビティが激しく刺激する。
各国のY世代(1975年~1989年)の共通言語は英語である。
■職場の人間関係改善方法
仕事の生産性が高く、働きやすい職場だと感じられるのは、対面コミュニケーションが活発である。
就業中や休憩中におしゃべりしているほうが生産性が2倍高い。
90分ごとに15分休むと作業効率が上がる。
序列に関わらず意見を活発にする会議にするには、小さめの丸テーブルにする。
誰かと一緒に、そして大勢でランチを取っている人の方が、一人で食事をしている人よりも、ストレスが少なく、仕事の能率が良い傾向がある。12人くらいが理想。
■その他
チアリーダーはブラックな職場環境
中国では出家するエリート層の若者が増えている
船上生活7年をした夫婦だが口論は当然避けられない。その時考えるのは、自分が正しいと思いたいのか、それとも楽しく時間を過ごしたいのかということ。