2013年7月30日火曜日

終戦のエンペラー 日本人は楽しめるがアメリカ人はどうなのか



アメリカ人はこれを見て面白いのか、というのがまず感じたところです。

日本人としては戦争自体を学ばない環境になっているので、終戦直後のGHQと天皇制の関係を中心に当時の風俗や雰囲気を知るという意味でも楽しめると思います。

映画も変な政治色もなく、なるべく事実に沿って淡々と描こうという姿勢がありますし、実際これを見て初めて知ることも多いと思います。

例えば本作で扱っている宮城事件 - 玉音盤を巡っての陸軍による実質上のクーデター 天皇も危なかった - などは一般的にはあまり知られていない事実だと思いますし、それを同じように作中で語られている『建前と本音の日本人』という文脈で切り取っていたとすると非常に鋭い視点だと思います。

また占領されるというのは具体的にどういう事なのかというのを映像を通して体感できるのは大きいと思います。日本の建物の中を外国人兵士が闊歩する姿は新鮮な感情を沸き立ててくれますし、地続きの国家にとっては戦争に負けるとはこういうことなんだと納得させてくれます。

恐らく日本ではこういった映画を作成するのは困難だと思いますので、それだけでも日本人にとって本作は価値のあるものだと言えると思います。

一方でをアメリカ人はどう見るのか。海の向こうでも歴史好きは当然いるので彼らは我々と同じように楽しく見れると思いますが、あまり歴史になじみの無い人達は派手な戦闘シーンもまったく無いこの映画を見に映画館へ足を運ぶのだろうかと思ってしまいます。

見所といえば天皇はなぜ戦争責任を追及されなかったのか、日本人の心性とは何か、になりますがテーマとしてはマニアックで決して一般受けするわけではないでしょう。むしろ極めて日本人向きな主題だと思います。

映画が良くできているだけに、逆に素直に興行主の懐事情が気になってしまいます。

最大のミステリーはこういったお金にならなさそうな作品がアメリカの商業ラインに乗ってきたという事実かもしれません。


**世界最大の広告会社の誕生へ

仏のPublicisと米のOmnicomが2013年の冬か2004年の初頭を目処に合併する。本拠はオランダに置き、ニューヨークとパリの両方の本社を置き、株も米仏に上場する。

**ヘッジファンドのパフォーマンス

2010年来S&Pは配当も含めて55%の利益をもたらす一方で、ヘッジファンドは手数料後では14.5%でしかなく、指数に勝てたのは全体の15%に過ぎない。投資信託は44.5%の数字を出しているがそれでも83%は指数に勝てていない。過去5年間のS&Pは年率7%であるのに対してヘッジファンドは1.7%に過ぎない。

**海外借入を推進する中国企業

逼迫する国内の信用事情が原因で中国の大手企業は主に香港での借入を増やしている。シティによれば香港における中国企業の残高は2009年には9000万ドルだったが現在ではその4倍強となっている。なお中国における外貨建てローンの残高は7760億ドルと1年前に比べて33%の増加している。

**日経平均は468円安の13661円

総崩れ。やはり足の早い資金が主体なんでしょうね。アベノミクスの正念場と言えそうです。