2014年10月20日月曜日

FTとか相場観とか 20141020

**新局面に入った市場

リーマンショック以来続いて来たQEが終了し市場は新局面入りする。しかし過去を見れば中央銀行の転換は常に市場に大きな混乱をもたらしてきた。確かなことは市場にボラティリティが戻ってきたということ、予期しないイベントが起きるといったことだろう。

**米10年債が急騰した理由

規制当局によって大手銀行は流動性ルールを課せられ、市場に債券を供給することがきなかった。同様にボルカールールにより銀行には買い手を探すことも阻まれており、これらが流動性を失くし急騰させることになった。

ギリシアの3年債は逆にビッドとアスクが25bpも離れるような事態となり、7月には3.5%だったものが7.5%までになった。

**AppleがApple SIMを投入

米国内ではApple SIMひとつで複数のキャリアを選択することが可能になる。これはゆくゆくはソフトウェア上でキャリアを選択する事ができるようになるための布石になると見られている。Samsungにも同様の動きをしている。

**原油価格が4年ぶりの安値

7月と比べて25%の価格。米国のシェールガスや今後5年の需要の減退予想が原因。サウジアラビアやクウェートは生産調整に役割を嫌がっている。シェールガスによって構造的な変化が起きたと考えることができる。

**金正恩が6週間ぶりに姿を現す

権力維持に疑問符がついていたようだが、それを払拭する形となった

**Isis空爆で存在感を増す無人飛行機

**自動車業界は今後サプライヤーが力を持つ

自動操縦の実用化に伴いレーダーやソフトウェアなど、自動車部品の供給元の影響力が増してくることが予想される。

**Isis空爆は持続可能な軍事作戦

アメリカはサウジアラビア、ヨルダン、バーレン、アラブ首長国連邦と共同作戦をしており、各国は戦闘機や爆撃機を実際に参戦させたことを認め、カタールはロジスティクスのサポートを行っている。

オバマ大統領はこの強い連合はアメリカが単独で戦っているわけではないことの証拠であるとしている。

一方でシリアの重要な同盟国であるロシアは、シリアに無断、あるいは国連の安全保障理事会の決議なしの空爆は違法であると主張している。

**Apple Payment

クレジットカード決済は米国だけでも1日に120億ドルにのぼる巨大なビジネスだ。AppleはAppple Paymentを使ってこの業界に乗り込む。

iTunesの時のようにAppleの利益は既存の業界にとって損失であることがある。Apple Paymentは100ドルの決済につき15セントの手数料であり、VisaとMastercardと提携したことにより83%の市場を確保し米国の小売店も22万店舗を確保している。

これまでカード会社はクレジットカードの不正利用分を自らで賄ってきたが、EUでは来年から小売店でPINコードの入力にたいする責任を求めるようになり、この流れもより強力なセキュリティをもつApple Paymentの導入を加速させることになる。

しかし銀行や決済業界にとって現在の所はiTunesのように穏やかな協力体制になるのではないか、という見方が一般的であるようだ。

**中年の危機の早まり

最近の中年の危機は30代半ばに見られることが多くなっており、キャリアや人生への選択の不安などが観察されている。

早まっている原因としては現代人には選択肢や情報が多すぎ、それによって不満足に導かれるだけではなく、麻痺をしてしまうことが挙げられている。

中年の危機自体はチンパンジーやオランウータンにも見られ幸福度はU字を描くことが知られている。つまり中年の変化は生態的なものであり変化するフェーズであるとも言える。

多くの人はゴールにフォーカスしすぎているという。お金を稼ぐことやキャリアを築くことを列挙し達成したところで次は?となってしまう。人は自分の価値に従って生きるべきなのかもしれないし、子供を産むということも次の変化へと導いてくれるかもしれない。

**ベネズエラに破綻懸念

ベネズエラは今年の70億ドルの外債返済の資金集めに苦慮している。しかしアルゼンチンとの違いは210億ドルの外貨準備(ただし流動資産は30億ドル)があることや90億ドルの予算外の資産、そして米国精製会社のCitgoなどがある点だ。

ベネズエラの債券はエマージングマーケット債のベンチマークのうち7%を占めるので、仮にデフォルトとなると他の国の債券へも影響が出る。

ベネズエラでは生活必需品の欠如による暴動や63%のインフレがある。

■相場観

先週は相場がひさしぶりに動いた週となった。いよいよ利上げを意識する展開となり機関投資家の心理も大きく変化したのではないかと考えている。

とりえあず目先は大きく動いて現在は反発している。しかしこの動きが継続するとなれば年末くらいまでは横ばいで行き、新年になって改めて前回の安値を割ってくるのがだいたいのイメージだろうか。

そのまま戻ることもあるかもしれないが、ここは変に底値を買いなどは考えずにじっとしているのが良い場面だと思う。

■宮古島マラソン

週末に宮古島まで出向いてマラソンをしてきたが惨敗。記録自体は更新したが中身はむしろ悪化している感じだった。

原因といえば単に長距離の練習をしていなかったということに帰せられる。今年は3回のマラソンを予定しているが、とりえあずの大会ということでさっそく失敗点が解ったので良かった。

心拍数よりも脚の強化が必要なので、しばらくは長距離の練習をしたい。