2014年11月5日水曜日

FTとか相場観とか 20141105

**これからの幸福度はバスタブ型か?

戦後の社会人の幸福度はU字を描くことが知られた。しかし現在の世代は70歳すぎまで働くことが予見され、また昇進の機会なども限られている。つまり労働期間が長くなる割にはその期間はあまり幸福ではないバスタブ型になるかもしれない。

**日銀が追加緩和を決定

FedのQE終了の翌日に発表。ドルは対円で3%の上昇し7年ぶりの高値、日経平均は5%の上昇を見せた。

**Fedが金利引き上げに焦点を移す

雇用環境が改善して来ている為。QE以後の世界へ。

**償還に備えるファンド勢

この前の下落を受けファンドが償還に対して準備をし、流動性のないものから流動性のあるものへとシフトしている。

**次に有望な国

強い成長の見込みがあり財政をコントロールしており健全な対外的均衡を保っている国は、ハンガリー、マレーシア、メキシコ。

**ジハードガール

西洋の若いムスリム女性がIsisなどに惹き付けられている。彼女らはシリアにはどのようしたら行けるのかといった情報を共有し、実際にそこの兵士と結婚する者もいる。

年齢層は15歳~22歳で、これらの世代にとってはクールなサブカルチャーと言えるのかもしれない。

Isis側はSNSなどで情報を発信しておりこういった動きはモラル戦略上で大きな存在である。

**スウェーデンもゼロ金利へ

世界最古の中央銀行Riksbankがデフレ対策の為にゼロ金利を導入した。これを受け手スウェーデンクローナは対ドルで4年ぶりの安値をつけた。この政策はインフレ率が明らかに上昇傾向になるまで続けるとしている。一方で他の中銀のような資産購入は現在のところ考えていないという。

**機械はファンドマネージャも脅かす

デジタル革命によって、出版、音楽、写真など他の産業は大きく変わった。いまのところファンド業界はあまり影響を受けていないが、それも代わりつつあるかもしれない。

コンピュータによってポートフォリオのリバランスを自動的に行う会社の手数料は0.25%程度で既存の1.5%~2.0%のもの比べて非常に安い。

投資は技術である。そこからコンピュータを取り除くことができるだろうか。アルゴリズムに伸張によってファンド業界も手数料の押し下げ圧力が加わってくるだろう。

**ブラジルRousseffが再選。マーケットは失望売り

中道左派のRousseffが52%を獲得し再選したが、その価格への介入政策などを市場は嫌っている。為替は9年ぶりに安値になり、株価も-3.7%下落した。

**ソフトバンクがソニーのXperia チームを獲得

Xperiaの生みの親といって良い黒住喜一郎氏をソニーから獲得し、ソフトバンクのハンドセットに携わっているという。

**10億ドルを越えるIPOの60%はシリコンバレー以外から

過去10年の134社を調べるとシリコンバレーから生まれたのは54社になり、米国全体では79社。

他は26社が中国、21社がヨーロッパとなっており、ラテンアメリカ、アフリカ、中東からは無かった。

**前Microsoft CEO Steve Ballmerがバスケットボールチームを買収

FT紙によると20億ドルの買収額のうち10億ドルが節税の対象になるという。

**ECBのストレステストはイタリアの一人負け

前例のない厳しいストレステストでEU内の25行が資本不足だとされた。イタリアはそのうちの9行を占め最も多かった。ドイツは技術的な面で1行、スペインは0であった。

■相場観

日銀が追加緩和を決定した。

もはや事の是非にぼやいている場合はとうに過ぎ、のるかそるかの大勝負になっている。大変大きな実験が行われているにも関わらず選挙民に選択の機会は訪れない。

ことの趨勢はどのようになるのだろうか。

ここでは長期の株を見ておきたい。


まずは株から。全体の印象してはここの所の数ヶ月の上げはちょっと性急な動きかなと感じるが、QE後の米国のようにじりじり上げていくような印象を受ける。前回の高値は18261円でこれは意識されるだろう。


こちらはドル円をプラザ合意から。為替は実効レートや金利関係など難しい事も多いから一概には言えないが、こちらも結構長引くように思える。株よりは抵抗が少なく円安にし易いように見える。

それにしても株は86年から89年にかけての上げが眩しい。この時は株式の持合いによる浮動株の少なさが原因の1つだった。それが25年経って中央銀行とGPIF(年金)の買い支えになるのだろうか。逆の意味で胸アツな展開である。

いずれにしても賽は着実に勝率もリスク・リターン比率も悪い方に投げられ、それを主導しているのは黒田であり安倍である。こんな指揮官の下では働きたくないものであるがそうも言っていられない。さてさてどうしたものだろうか。