2013/08/01

事前に織り込んでおく


**失敗に気付けない時も乗り切る

ミスをしたのが解るタイミング、どんな失敗をしたかを理解するタイミング、またそれに納得するタイミングには差があるだなぁと、最近ぼんやり考えながら思った。

失敗した内容に納得できれば進行中のミスも直そうという気が起きるが、失敗した内容・原因が解らない場合、ミスによる被害は依然として進行・拡大中だが積極的に行動を起こそうとは思わない。少なくても気持ちの上ではそうだ。

人間なんてそんなものなのだ、と思うのはそれはそれで立派な結論の一つなんだけれども、実際にはミスの拡大は食い止めたい事も多い。眼前の事実と精神的な納得はまた別物だ。

そんな時はやはり行動に取りかかる前に、自分が知らないなにかしらの間違いをするという想定に立ち、外部的強制力を予めかけておくのが良い。つまり未来の自分の愚鈍さに保険をかけておくということだ。

これによりミスはとりあえず食い止めた後で、改めて振り返る事ができる。事態が進行中に考えるのと、事態に終止符を打ってから考えるのでは結果がまったく違ってくる。

もっともじゃあそれが最初からできかと問われれば難しい。経験していない時はその必要性も認識し得ないし、実装の仕方も解らないのでできない。

繰り返される過去の失敗から、己の愚鈍さは改善しないだろうという予想について納得したときにはじめて具体的なな手打てるようになる類の行動だろう。

問題はそのミスの繰り返しをどの程度まで許される環境なのか、改善させるまで繰り返されるミスに耐えられる精神的な強靭さがあるのかどうか、ある程度の知性があるかなどだ。

特に環境についてはどの時代を生きているか、自分の年齢がどの程度であったという事も関係してくるので、原則的には運が良かったという事になる。もちろん環境が選べることも多いので、その際には環境は様々な制約条件化の中でも選んでいく態度を持っているのが良い。

ミスに気付く時、把握する時、納得する時にはタイムラグが存在するので、納得のフェーズに至たる前に自体を沈静化しておく。考え納得するのはその後からで遅くない。


**スペインのGDP下落率が減速

過去2年景気後退の中にあるスペインだが、第二四半期は-0.1%と過去2年間でもっと低い値となり、当局は回復の軌道に乗っているという見解を示した。景気後退は終わったが、危機は続くという見方もある。

**バイオテクノロジー企業が資金を集める

今年に入って22社が170億ドルをIPOで集めている。この数字はドットコムブーム以来の早い数字で、ウォルストリートのリスク資金が向かっている模様だ。

**シェールガス革命と原油デリバティブ

石油企業が今後も増加するシェールガスの見込みに備えて先物を売っていることにより、3年先のWTI原油価格は2011年の1バレル105ドルから81.51ドルまで下落している。このシェールガス企業にとってコストの方が多くなる価格になり苦境に立たされている。