**Bloomberg Newsの編集長が交代
Bloomberg端末のニュースを25年に渡って作り上げてきたMatt Winklerが引退し、代わりに2006年からEconomist誌の編集長を務めてきたJon Micklethwaitが就任する。
**アクティブユーザー数でInstagramがTwitterを追い抜く
Instagramの月間アクティブユーザー数は3億人でTwitterの2億84000万人を追い抜き、またシェアされる写真は3月の200億件から300億件へと成長した。
**クリスマスディナー一式の価格は下落
英国のChristmas dinner Indexは4年に渡って上昇をしてきたが、今年は農産物の価格が下がったので-5%下落した。
**Uberがレイプ事件によりインドで使用禁止に
Uberの運転手は社員ではなく契約者であり、身元確認などが疑問視されている。米国でも同様の事件は報告されており同社にとっては改善が急がれている。
**上海株が乱高下
上海株は11営業日で21%の上昇を示していたが9日は-5.4%の下落となった。
この上昇の背景にあるは先月に発表された中央銀行による利下げで、投資家達は新たな利下げサイクルに入ったと解釈したことにあり、また不動産から資金が移っているとの見方もある。
なおこの間の証券口座の開設は毎日97000件にも上り、信用取引残高も9月から70%も増加していた。
**スポンサード広告の是非
スポンサード広告とはスポンサーが広告料を出しパブリッシャーがその記事を書くものである。
こういったものは旧来の紙媒体でも行われていたが、これがデジタルの時代にも適用され始めメディアにとっては大きな収入源として存在感を増してきている。
例えばNew York Timesの第三四半期のデジタル広告収入は17%増となりアナリストを驚かせたが、そのドライバーとなったのは1月に発足したpaid posts部門である。
このような動きはBuzzfeedやHuffington PostやVice Mediaなどの新興メディアの動きに倣ったもので、このような企業の主な収入源となっており、例えば"11 Reasons Why Showering Is The Best Part Of The Day"という記事はUnileverのスポンサード広告となっている。
こういった記事は信頼性の低下が懸念されているが、特に問題として挙げられているのは学歴によって情報との接し方が違う点である。
高学歴は信頼性を重視する一方で、そういでない層は信頼性はあまり重視しないことが調査結果から出ている。
**ルフトハンザが低コスト化へと舵を切る
パイロットへの厚遇条件を見直すなど低コスト化を図る。背景にはLCCや東ヨーロッパなどの航空会社との競争がますます激しくなり、さらに長距離路線にもこの競争が波及すると見ていることがある。
**Sonyのハッキングは新しいタイプか
Sonyへのハッキングにより12月に公開される映画やスタジオのトップの給与明細などがネット上に拡散された。
これらは従来型のハッキングと解釈することができるが、一方でファイルが削除されたことも明らかになっている。
このファイルの削除はマネタイズとは無縁であり報復説なども上がっており犯行の意図が特定し辛い。専門家の中には今後はこのような破壊を目的としたハッキング増えるのかもしれないと見る人もいる。
ソニーは2011年のPlayStation Networkへのハッキングの後に、情報セキュリティのトップを置くなどセキュリティを強化してきたが再びハッキングされることとなった。
**教育現場でChromebookがipadを抜く
Chromebookの第三四半期の教育現場への販売数は715500台となりiPadの702000台を越え、この分野で初めてトップに立った。
この分野では次世代の顧客を獲得するために各社とも力を入れているが、Chromebookは199ドルという安さとデバイスのマネジメントが簡単な事が魅力となっている。
**再保険業界の構造変化
再保険業業界に年金基金などの資金が流入している。大災害の際に支払いが発生する"cat bond"の利回りは8%にもなるというのも大きいが、他のアセットクラスと相関関係がないという点もこれらの資金を引きつけている。
この競争により従来の再保険会社が保険会社に課しているプレミアムはここ10年間で最低の水準になっている。
**投資家がインデックスを下回る理由
インデックスが上昇しても実際の投資家の口座は半分ほどしか上昇していないことが多々ありこの差を"Behavioural gap"と呼ぶ。
この差が生じるにはいくつかの理由があるが自信過剰から頻繁な売買、ホームバイアス、過去から未来を考える3つの傾向が特に目立っている。
投資家は世界中に分散させ長期で保有することを身に付ける必要がある。
**Goldman SachsがSiriスタイルのデータ検証サービスを投資家に提供
大口顧客向けにiPhoneのSiriに似たようなインターフェースでビッグデータを活用できるサービスを提供する。
このKenshoと名付けられたソフトでは『カテゴリー3のハリケーンが発生した場合に米国の住宅株にどのような影響が現れるか』といった事を即座に検証することが可能になる。
**変化が起こるオフィス家具業界
現代のオフィスワーカーはますます自席を離れて仕事をするようになっている。これにあわせて企業もデスクにお金を投じるよりは、ラウンジやカフェテリアにお金を投じたいと考えるようなっている。
米国では6400万人が自宅で仕事もするようになり、家で使えるようなオフィス用品が求められるようになっているが、今のオフィス家具は無機質で大きいため家で使えるようなものになっておらずいままでとは違ったものが求められるようになっている。
**韓国が5G開発に乗り出す
韓国政府はR&Dはあくまでも民間主体でといいながらも15億ドルを4Gの1000倍速い5Gネットワークに投資することを決め、2017年に試験を終了し2020年には導入する計画を立てている。
狙いとしては通信業界でのスピードとハードウェアで確固たる地位を確立し、それらの技術を輸出することのようだ。またワイヤレスが一段と普及することによりSamsungやLGといった総合家電メーカーや半導体業界の売上も見込める。
一方で通信業界は4Gを導入した際に競争が激しくなり最終的には利益が減ったことから5G導入には慎重な構えを見せている。
5Gには中国とEUが既に乗り出しておりこの3つの勢力が現在は開発競争をしている。
**中国 2009年から2013年の投資の半分が無駄遣い
複数の調査機関が明らかにしたところによると2008年の金融危機を受けて政府のサポートで開発が主導されたが、監督の欠如やインセンティブを歪めたことにより5年間で6.8兆ドルの資金が無駄に終わり、しかもこのうち1兆ドルは共産党のうちに消えたという。
**ベネズエラの苦境
ベネズエラの輸出の96%は原油だが今年の原油価格下落により影響が大きくでている。
輸入の総額は2年前の7700億ドルから4300億ドルとなり様々なものが不足に陥っている。
また財政赤字を賄うためにGDPの20%もの紙幣を刷った結果、インフレ率は63%に達し来年には110%になると予想されている。同様に基準となる2027年のドル建て債券の利回りは19.5%となっている。
選挙も来年予定されているが政府の支持率は1年前の55%から25%へと低下しており原油価格がこのままであると政府への抗議や暴動が起こることが懸念されている。
**先進国の給与は上がらず
先進国の平均賃金は2012年は0.1%、2013年は0.2%の増加にとどまり、特にイタリア、日本、英国では2007年以下であるとILOが発表した。
この賃金が上昇しない傾向は金融危機以来の最も重要な問題の一つであり、特に低賃金層の生活水準下落が問題となっている。
しかしILOは一方でこの傾向は2008年から始まったわけではなく1980年以来のグローバリゼーション、テクノロジーの進歩、労働組合の影響力低下など長期の傾向であり、また発展途上国の賃金は伸びていることからILOは世界的にミドルクラスの競争が起こっているとも言及している。
生産性の伸びに対して賃金が伸び悩むということは経済成長のうちの賃金が占める割合が低下していることを示している。
**TV映像でイランのIsis空爆が確認される
米国はイランとのいかなる軍事的な協調はなかったとし、TVの映像で初めてイランがIsisを空爆しているのを確認したとした。
イランはイラクの対Isisを最初にサポートするとした国ではあるが米国との協調はしないという立場を取っている。
**通貨決済としての元
2008年の金融危機によって米ドル一辺倒では中国は自国の通貨政策が取れないことや、米国やヨーロッパの景気に自国が大きく影響を受けることを体験した。
そこで中国は金融危機以降、米国債の購入を減少させその代わりに投資先を多様化させることになった。先般発表された4000億ドルのシルクロード経済ベルト構想もその一環である。
これらの投資は中国の威信や地政学的な地位の向上も付随して向上しているが、最も影響があるのは元の地位向上であり、中国の貿易決済は2008年はほどんどドルで行われていたのに対し現在では22%が元での決済となっている。
その結果、決済通貨としての元は世界で第7番目になった。
**CitiやHSBCの撤退の背景
日本でもCitiの個人部門が撤退することが発表されたが、CitiやHSBCが多く国から撤退する動きは金融危機以来続いているトレンドである。
表向きの理由は意味のあるシェアや利益を出せなかったことだとしているが、実際のところは当局によるコンプライアンス強化コストやローカル銀行との競争激化によるものだという。
特にローカル銀行との争いではローカル銀行は規制当局との関係がグローバルバンクよりも良い点が大きな強みとなっているようだ。
このように株主、規制当局、ローカル銀行といった3つの要素が撤退の動きを促している。
■ホノルルマラソンいってきた
今回もごたぶんに漏れず忘れて走りたいタイミングでマラソン大会がなかったので、ホノルルマラソンにいってみた。
写真は事前の会場受付。今回は30434人が参加したようだ。
結果からいえばスパートするのが早過ぎた。20km過ぎに高速道路に入るのだが、ここで少しスピードを出したら問題なくいけたので『今日はいける!』という気分におちいりそのまま30kmまで快走したがそのツケはしっかり37kmから払わされることになった。
10月の結果をわきまえて30km走の練習は5本ほど走っていたが、それでも足りなかった。30km過ぎてからがマラソン!という合言葉は確かに正しかった。
30kmまではヘラヘラ走って最後の12kmをスピードアップするのがたぶん良かったんだろうなぁと。本番は本番で鍛えるしかないというのが今回もまた証明されてしまった。
ということで2月のマラソンまでには42km走を練習に組込みたいが、ネットでも雑誌でも故障リスクが高まるという記事が散見されるので難しいところ。
マラソンは本番も練習も何を採用するのか、どの程度の完成度で行うかが試される。
翌日はバイクをレンタルしてオアフ島を一周して周った。東海岸は確かに綺麗で北東のビーチなんかも人がいなくて良さそうだった。
写真はノースショア。確かに波が大きくてサーフィンの大会が行われるのもなるほどなと。このあたりはガーリックシュリンプも名物なのでそちらも食す。
右側通行はこの前のヨーロッパでやっていたので特に不安はなし。変わっている点としては赤でも右折可能ということだろうか。
速度制限はマイル表示でややわかりにくい。高速では警官がスピードガンを持っていてその場で取り締まる格好のよう。だいたい10マイルくらいはみんなオーバーしていたので日本と同じ運用かも。