2013年9月8日日曜日

マークファーバー9月 Enable The Futures,Don't Forecast It!



今月は1980年から1990年代にかけてモルガンスタンレーで活躍したByron Wien(以下BW)が書いた

"Life Lesson , learned in the first 80 years, to continue to practice them in the next 80 years"


の一部を紹介すると共に、そこにマーク・ファーバー(以下MF)の意見を載せている。同意している部分と反論している部分があって面白い。

・偉大な科学者、哲学者、文学者、発見者etcは"one big idea"で後世に名を残した。相場ではAbby Cohenが"perma-bull"、Henry Kaufmanの債券下落などがある。頭の部分ではリスクを取ろう。

・BW:ラッキーを増やすために可能な限り人と知り合おう。MF:カクテルパーティーには本当に凄い人は来ない。

・BW:初対面の人でも友達のように振舞おう。がっかりすることもあるが、知り合いは増える。MF:敵のみが真実を教えてくれる。

・本を読むのは大切。そしてそれ以上に考える時間を設けるのも大切だ。

・十分に睡眠を取ろう。同じように1日に1回は1時間以上考える時間を設けよう。

・燃え尽きるようにないように進化しよう。MF:燃え尽きない為には親しい人以外のミーティングには出ない。

・広範囲に旅行をしよう。頭と心を柔軟にして。

・新しい人と会うときは17歳以前の重要な出来事について聞こう。若い頃の経験は一生を左右する。

・多くの人は40歳まで自己の達成したものを高く見積もるので快適にならない。低く見積もろう。MF:多くの人はほとんど変わらない。

・手書きをしよう。礼儀正しくしよう。

・困難な道は正しい道だ。MF:政府やウォルストリートは違うが。

・出来る人と争ってはいけない。違うことをやろう。

・我々のベストを要求する困難に勝ったときに幸福は訪れる。

・perfectな仕事は無い。perfectな人間になれ。

・若い人のメンターを持とう。歳を取れば取るほど若い人から学ぶ事は多くなる。

・自分を発見するために快適な環境から抜け出そう。

・大事なのは生きるのでなく、何のために生きるかだ。

まとめてしまうと馬鹿みたいになっちゃいますが、それなりの80歳がいま思うことなのでそういうものなのかもしれません。自分は果たしては80歳の時にどのような考えを持っているのかと気になるとところです。

マーケット的には今後5年は株も債券も良い投資先にならないとし、現状はキャッシュポジションを高くしておくのが良いとしている。

気になった図としては2002年を100とした場合の世界のマネタリーベースが450になっていること。これがタダできるなら良いけど、そうもいかないよねと改めてため息。他人の意見を紹介する形だったが、金10000ドルなんて意見も。

個人的には毎月こうやって辞書を引かずにレポートを読めるようになったが嬉しい。こういうのはなんとなく良い気分にさせてくれるね。以下の親父ギャグもなかなか秀逸。

BRIC = Bloody Ridiculous Investment Concept

**taperingをするか悩むFed

金曜日発表された雇用統計は事前予想から少しだけ低い169000人増となった。失業率は7.4%から7.3%へと改善したが、労働参加率は63.2%と1978年8月以来の低水準となった。仕事を探す人が減ったために失業率が改善されたのでFedは今月に予定されているtaperingを実施するか悩むところだ。アナリストは弱すぎる数字という訳ではないので行われるとする見方が優勢のようだ。

**スリランカ、巨大カジノを建設予定

スリランカのRajapaksa大統領はオーストラリアのAames Paker's Crown groupと巨大カジノを建設を予定している。シンガポールのように家族旅行としての都市を目指し、マカオやインドのようにはしないという。シンガポールは2009年以来大きな目覚しい成長を見せ、年に60億ドルの歳入を得ている。スリランカは直接投資を引き入れることに失敗したが、それは投資家がRajapaksaファミリーによる独裁政治を嫌ったからであり、その次の手となる。アジアではベトナム、フィリピン、カンボジアもカジノ設営を考えている。

**低金利終了が買収を促進

米国企業にとっては買収するならいまがタイミングだ。10年債は去年の1.4%から3%へと上昇した。ヨーロッパの企業は不透明な先行きで投資を渋って現金を企業内にためているが、米国は株価の上昇、堅調な経済、強い通貨などの条件にあり、ヨーロッパ企業のバリュエーションが上昇する前に買収するのが良いタイミングだとしている。ベライゾン、マイクロソフトなどはこの流れに沿ったものと言える。