2014/11/26

FTとか机がやってきたなど

**スペインで存在感を増すポデモス党

ポデモス党は結党以来まだ10ヶ月も経っていないが5月のEU議会選挙では8%を得票し、その後も支持を広げ現在では二大政党を上回る支持率を獲得している。

党首のPablo Iglesiasは36歳の政治学の教授で、既存の支配層とは距離を置いていることが信頼に繋がっている。

スペインでは景気後退と汚職の連続に政治制度そのものに不信感を持っており、特に若年層から支持をポデモス党は集めている。

**運用業界にも多様性は利益をもたらす

2011年のヘッジファンドの成績でみると多様化をしているチームが+82.4%であるのに対し、多様化をしていないチームは+51%であった。さらに前者はボラティリティやドローダウンも後者より低くさえあった。

これは野球に例えてみると解りやすい。全員右利きを揃えるよりは左利きを混ぜた方がチーム全体のパフォーマンスは増す。そして全員がそこから利益を享受できることが可能になる。


**オバマ、500万人の不法移民に労働許可

議会を通さず一方的に決めた方法に共和党は直ちに反発している。不法移民は農業やヘルスケアなどで多く働いており、その半分以上はメキシコ人である。

**中ロ、海軍軍事演習を認める

太平洋と地中海の両方で行う。両国の接近はアメリカとその同盟国に対するものだが、特にプーチンは経済的にも軍事的にも世界で孤立している訳ではなく選択肢があることを見せる意図がある。

しかし両国間には歴史的に不信感があり、ロシアは中国に対していまのところジェットエンジンや戦闘機などを含む最先端の技術の提供を拒否している。

**Apple、3月にも定額制音楽サービスを導入か

今年30億ドルで買収したBeatsをiPhoneの標準アプリとして採用し、Spotifyなどに対抗する模様。


**なぜいま解散総選挙か

自民党以上に野党の準備が出来ていないという計算があるから。

**Nokiaが消費者マーケットに復帰

小さいタブレット端末を発売する。これはMicrosoftに売却したあと初めての製品である。ただしスマートフォンは条項により2016年まで売ることが出来ない。

**10月15日の米国債急騰の原因

米10年債は世界で最も流動性があり他の商品と違って24時間いつでも流動性があると見られていたが、10月15日に米国10年債は2.20%から1.86%へと急騰した(債券は価格が上がると利回りが下がる)

直接の原因は流動性の枯渇であり、それは8時45分から始まり9時30分には明らかに見ることができた。

原因の1つとしては巨大投資銀行が政府の規制によりポジションを取ることが禁止され従来のようなマーケットメーカーの存在がいなくなり、ヘッジファンドやアセットマネジメント会社が主役になったことが挙げられる。彼らは常に流動性を供給するような役割は与えられていない。

また2010年の米国株のflash crashにみられるように電子取引が進んでいることも挙げられる。コンピュータによって出される注文はあまりにも速く人間が理解するのは難しい。今後もコンピュータ取引が進むのであればサーキットブレーカーなどの規制が必要とされるだろう。

**AirBusがドーナツ型飛行機の特許を提出

現在すぐに開発可能ではないがシンプルで効率的なものになるだろうという。この形が実現した際は搭乗はドーナツの中心部からなされるようだ。

**Facebook at Workを開発中

同僚との会話や書類の共有のみならず休日の写真などの個人的な情報も共有する。プロジェクト自体は去年から始まっており、LinkedIn、Google、Microsoftと競合することになる。

このSNSにより企業側は社内情報や重要な情報をライバル企業に渡すことなく共有できるようになる。

■机がやってきた

家でなかなか仕事ができない状況が数年続いていたが、どうも環境が多く左右するのではないかとようやく辿りつき、そのなかでも机の奥行きが決定的に大事なのではないかという仮説に至った。

ということでこれまでの奥行き60cmのものから85cmのものにしてみた。

結果は大当たり。大きな机があるとPCを奥に出しながら左右にノートを開けた上に手元には作業スペースが残る。

これは普段行っているカフェでもある環境でありやはりこれが決め手だったようだ。

6年ほど前は大きな机を使っていたという点では同じだが、ただ大きかっただけでPCやらなにやらでごちゃごちゃしていた。

いまはMacbookPro1台で当時のPCの2台分くらいの解像度はあるし足元にタワー型のものを置かなくてもよい。

元をただせば60cmの机にしたのも解像度を得るためにディスプレイを並べるスペースが必要だったからだ。

当時は1920*1200を9台並べて実現していたが、いまは5Kディスプレイ1枚で実現できると思うと胸が熱い。当時はMicrosoftに電話をして9枚は認識するのかと聞いて10枚までなら理論上可能!とか返事をもらったのを覚えている。

なんにしてもテクノロジー進歩は素晴しい。

もちろん運用の部分も変わった。綺麗で広い机が私の場合にはやる気を刺激するというのが明らかになったので、机の上に物を置かないような日常生活をデザインする。

例えば領収書はノートに直接張れる環境を用意しておく。その他のものはすぐにシュレッダーにかけられるようにしておく。

雑誌やらなにやら送られてくるものもルーティンの中で時間を設けて机の上には置かないようにする。書類は基本スキャニングしてしまう。

小銭なんかも放っておくと散らかるのでそうならないように工夫をしておく。あるいは習慣付ける。

そんな具合に綺麗な机を維持できるように、環境や習慣など順次整えてく感じでようやく実現できた。ある種の総合技術と言う事ができるかもしれない。

家で仕事ができるようになると仕事ができる環境に行くためにカフェなどに行く必要がなくなり、時間が節約できるし、集中力が切れないようになる。

雨の日や寒い日にも外出しなくて済むのでこれも精神衛生上良い。ここらなどはエピクロスから影響を受けている。

つまり最大の快楽は不快ではないこと。ショーペンハウアーに言わせれば

経験が享楽が幻であること、苦痛が現実的であることを教える

となる。トレードなんかまさにこれよねぇと思ってしまう。そんな訳で環境を意図をもって構築するのは結構なオススメです。