コンスタントに映画を見ることができている。ということで少しずつまとめていきたい。
・秋日和
・嫉妬
・ブルーバレンタイン
・フルメタルジャケット
・リトル・チルドレン
・考えてみる
夫に先立たれた母(秋子)とその娘(アヤ子)の物語。娘が嫁に行ってしまう寂しさはあるが、それでも嫁に出さねばならない。娘も自分が行ってしまったら母がどうなってしまうのか解っているから曖昧なままにしてしておこうとする。
秋子に再婚を勧めた周りの3人の男も含めて、この映画には互いに互いを思いやる気持ちがここにはある。
アヤ子の友達の百合子も現代的のように見えて、実際は結婚式の二次会の帰りに秋子の様子を伺いに行ったり、後妻には気を遣っていたりとドライ一辺倒ではなく優しさが垣間見られる。
原節子綺麗。岡田茉莉子の存在感は半端ない。他の女優もふくらはぎが締まっていて美しい。
法要の会場やマンションの一室など意図的に人がいない場面をただ単にカメラで映すのも、そこに時間の流れとそれに付随する思い出を想起させられる。
主人公を1番好きだというが、その一方でその他の男とも平気で付き合う。好きな時に好きなことをする。主人公が自分勝手だと言うと、そんな自分を愛してという。
愛するだけでは駄目だ。彼女には己の尊厳を投げ打ってでも愛しぬかなければならない。
こう寝取られた格好の亭主は最後に主人公に言う。
男にとって女とは、自らの欲望を満たすもの。
女にとって男とは、自らの欲望を満たすもの。
そんな事も劇中では語られていたがそれを如実に語っていた物語かもしれない。実際のところは愛ではなく欲望を語っているのか。あるいは愛こそは欲なのか。その場合、秋日和で描かれている感情はなんとすれば良いのか。
家族の温かみを知らない同士が結婚した物語。現実が進むにつれて変われない自分と相手を発見する。問題に気付けない、対処法を考えられない、実行できない。共に子供を可哀想とは思う。しかし結果からみれば両親と同じことを繰り返す。気付いた時は全てが終わっていた。
EDが秀逸。
教官の新兵に対する扱いが素晴しい。意味があるんだか無いんだかよくわからない罵声がひたらすら続く。最初は面食らうがそれも徐々に慣れていく。実際の現場もそれが狙いなのだろう。
後半の泥臭いベトナムの市街戦も丁寧な作りで臨場感溢れる。地雷で突然の死を迎える現実。意味が云々の世界ではない現実の世界がある。
男も女も体は大人になっても心は子供のまま。子供を育てているからといって必ずしも大人とは限らない。
対象は選ぶと思うが、見る人が見れば面白い。心がすさぶ。
・考えてみる
恋愛について考えてみると、たぶん問題の建て方が間違っているのではないか。それが最近の自分的テーマの一つ。
まだ深くは考えていないが、現代的な恋愛と家族を前提としたなにか、というのがどうもすれ違っているのではないかなと。
前者を扱った映画や文学は多いし、実際自分達の周りでも語られることは多いが、これだけ語られても実際どうにもこうにもいかないのが多い。ということはつまり前提が間違っている、テーマの選択が間違っているになるのではないかなと。もちろん恋愛に正解はないというのはあるが、その場合は現状の行き詰りではないかと。
ということで、いま考えたいのは恋愛の切り口を変えて考えてみること。小津の映画は家族を淡々と描いてく作品が多いが、そちらの方面から考えてみる方が筋が良い気もする。
愛や恋を個人と個人の閉ざされた感覚で考えていくのも良いかもしれないし、結局は最後はそれが答えになる可能性はあるけれど、一旦は考えの地平を家族やその他を含めた視点で考えてみるのも一興なのではないだろうか。
**Cookieを使用しないデータ販売
データブローカーのAcxiomがCookieを使わずに個人情報を収集するシステムを発表した。オンラインショッピングの傾向、ウェブサイトやモバイルアプリでの行動といったオンラインに加え、政治傾向や収入などのオフラインの情報も統合されている。Acxiomは7億人以上の行動を追跡しており、提携先はFacebook、Microsoft、AOL、Yahooなどがいる。先月Googleも同様にCookieを使わないデータ収集を明らかにしている。
**Apple、週末だけで900万台を売る
中国での販売が押し上げ、去年の500万台から大きく売上を伸ばしアナリストの予想を超える数字となった。グロスマージンは36%から37%で推移すると見られており、また来月には新しいiPadの発売も噂さされている。iOS7も2億人が実施しこれは1年前の倍にあたる。
**Bo Xilaiに重い判決
中国の元政治局員のBo Xilaiは330万ドルの収賄と妻によるイギリス人殺害を隠そうとしたして、終身刑と政治的権利の剥奪、全財産の没収が言い渡された。判決は政治権力の濫用をして国家と人民に対して大きな損失を与えたとしている。
politburo 政治局
**日経平均は9円安の14732円
一部の売買代金は1兆9235億円。マザーズは713億円。東証が新しい指数の話が持ち上がっている。カバー範囲が225よりも多く1700より小さいものを目指す模様。アメリカは午前に上げた分を引けにかけて全て消す格好に。匂うは匂うが。