2013/07/25

ハーバード流宴会術 当たり前の事を前景化しておく

**スイスに肉薄するシンガポール

シンガポールで運用される資産は対前年比+22%の1兆2900億ドルとなり、スイスの2兆9000億ドルに接近している。日本を除くアジアの個人資産は対前年比13.8%増の28兆ドルとなっている。

**シスコ、ネットセキュリティ会社を買収

Soucefireを27億ドルで買収。米国のネットセキュリティ市場は年間1000億ドルにのぼり、Soucefireの収益は対前年度比で+35%の伸びを示していた。IBMやJuniper、Symantec、EMSといった大企業も同様の買収を行っている。

**東南アジア投資を進める日本

2013年の東南アジア投資はすでに82億ドルとなっており、前年同月の6億ドルを上回っているだけでなく、同地域のM&Aで一番となっている。企業の余剰資金が賃金の上がった中国からインドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアへと戦略的に投資されているのが解る。

**日経平均は47円安の14731円

閑散とした夏相場の雰囲気が漂いだす。






本屋で時間をつぶしていたらちょっと面白そうだったので読んでみました。

引用されるエピソードは大きく分けて2つ。一つはハーバードの同期140人を日本に招待した場合の日本人生徒の歓待の仕方、もう一つは三菱商事のいちばんできる先輩の教えというもの。

そこではっきりしているのは、きちんと成功させようという意思が存在すること。

本書でかかれている具体的な行動やテクニックは特に目新しいものではないので、やはり違いとなると意志なんだろうなぁと。

なのでテクニックがあるとすれば、会を開催するときにきちんとプロジェクトとして定義付けて、目的をはっきりさせるということでしょうか。それさえはっきりすれば人間は勝手に工夫するものだと思います。

・相手の話を聞く
・環境は自分で整える
・優しさを持つ
・キーパーソンを巻き込む
・事前にシミュレーションを行う
・数値で管理する
・アイスブレイクをする
・笑顔で
・時間前行動
・スポットライトをあてる
・礼儀、誠意を欠かない
・名前を覚える
・お酒は飲みすぎない
・自分から誘う
・二次会の移動はスムーズに
・御礼、お詫びをきちんとする

改めて書き出してみると確かにプロジェクトですね。個人的には課題とするならばやはりお酒なのでしょう。

当たり前の事を当たり前にやる。それは難しいということではなくて、その意志を改めて前景化しておくのがポイントなんでしょうね。