2013年11月22日金曜日

勝つための確率思考(2) 敗北はただの結果。ただの確率的な事象にすぎない。


事実は事実として突き放して考える、確率に身を委ねる以上はこういった修行が必要。こういうのはやはり体で体感するのが重要なので、その点において短期間に数をこなせるのはポーカーの良い特徴と言えると思います。

・客観的に考えることができなくなる3つの理由。世の中の事象が複雑すぎて確率がうまく計算できない。確率が解ってもそれに対する試行回数がまったく不足しているため、客観的な分析がしにくい。人間は基本的に自分が見聞きしたり経験したりした数少ない事象に引きずられてしまう。

・岩手県の普代村は1人の行方不明者以外の死者を出さなかった。1984年に36億円かけて和村村長が堤防を築いたからだ。しかし存命中には津波はこなく、現在のような賞賛の声はなかった。多くの人は想定するスパンが長すぎるとその本質を見失う。

・ポーカーは試行回数が多いので、そこで起こる確率的事象は長期的には確率どおりに収束することを、津波や地震に比べて非常に短い時間で信じることができる。毎日やっていれば半年ほどで収束する。

・失敗や不運、成功や幸運も、所詮は事象。ただの事象なのだから、人生を左右する情報を汲み取ろうとしてもそれはこじつけ。結局、過去の結果も事象でしかない。

・お金に対する考え方は、お金をいくら持っているかによって変化する。

・短期的結果につながらなくとも、長期的に見て自分のプラスが多いと思うので、強いプレイヤーたちと多く戦う。

・お金のメリットは選択肢を増やせること。時間ができればその分だけ実力向上に時間を割ける。

・自分にとってお金を持つ意味は、自分の考えるベストの答えを金銭的な理由で断念しなくてもいいこと。それは幸せの増加とはイコールではない。

・お金の価値は現在の水準だけで考えない。24歳までお年玉に手をつけなく24万円できたが、小さい頃の1000円や1万円の価値はもっと大きかっただろう。

・ほしいのはお金なのか、名誉なのか、あるいはスポンサーにアピールしたいのか。それぞれの立場、その時点での目標などによって、まったく選択肢は異なる。これがポーカートーナメントの面白いところ。

・自分はお金でなく幸福を最大化したい。

・おおまかにいえば、野球で1億円もらえるひとの割合は10万人に1人。ビジネスでは4100人に1人。ビジネスの方が圧倒的に確率は高い。

・人は自分に向いていて、自分が幸福を感じる道を選ぶべき。それがお金を稼ぎやすい分野や職業であれば幸福である。問題は本当に才能があるかどうか。

・限界まで努力したのに、才能があるだけで大して努力しているようには見えない人間に完敗してしまうことなんて、当たり前のようにある。暗算大会で子供のころ3桁の数字を15個たすのに11秒かかったが、全国優勝をした人は3秒だった。

・生まれ持った才能はフェアではない。どんなに努力しても追いつけないこと、届かないことは、事実として存在する。それをアンフェアとか不公平、不平等というのはおかしい。最悪なのは才能の差があっても、まじめにコツコツ、歯を食いしばって頑張れば勝てるという発想。これは時間の無駄であり、残酷ですらあると感じる。

・努力だけでトップレベルに到達できることはない。分野や世界、種目によってトップレベルや食べていけるまでのレベルへの到達のしやすさに差がある、ということだけ。

・トップレベルにおける最終的な能力は、努力によって規定されるものではない。トップレベルの争いは、稀有な才能に努力がプラスされているのであって、努力だけで一流に到達できるほど甘くはない。

・自分がしている日常が努力だとしても、その時の様子を感情的に表現すると楽しいが最も近い。努力は楽しくあるべきで、辛い努力などしないほうが良い。一流のスポーツ選手はスポーツが楽しく、一流の学者は学問が楽しい。

・基本的にはポーカーをして、寝て、起きてまたポーカーをするという日々の繰り返し。でもそれがひたすら楽しい。したがって自分にはワーク・ライフ・バランスという概念を受けるとけることができない。あえて言えば、ワーク・イコール・ライフ、ワーク・イズ・ライフ。

・本当のポイントは、人生に楽しいことがあるかどうかだけ。

・好きな気持ちをなくすことを大きなリスクと捉えている。

・練習量はとても大切。しかし練習がものを言うとか練習はウソをつかない、あるいは練習をしただけ強くなる、練習をすれば必ず結果がついてくるとはいえない。練習した結果は長い目で見た場合の実力向上でしか測られない。

・梅田望夫がいった将棋界のIT化による高速道路とその先の大渋滞。それが現在のポーカー界をも示している。問題は5合目まで来るまで行って降りた後だ。それ以降は上達ペースがゆっくりになるため、その場その場では解らない。半年程度試行を続けた上での結果を分析しなければ、あまり差を見出せない。

・睡眠不足のときは頭をフル回転させることができない。したがってしっかり寝ることはプロとしての仕事と考える。自分の場合は8時間を確保している。

・戦略思考が好きな人が昔の戦略について書かれた本を好きになるのはごくありふれたこと。ビジネスで成功した人が孫子の兵法を呼んでいたからといって、孫子の兵法を読んでビジネスに成功したということは導き出せない。互いに関係ない。

・ポーカーは8割は降りている。ポーカーとはある意味では降りることであり、小さく負け続けること。しかし期待値が高いと判断すれば、迷わず勝負する。いつでも勝ちに行く事が美しいとか、降りてばかりでつまらない、という思考はない。勝負しても不利なら、有利な局面が来るのをじっと待つだけ。

・ポーカーなんて人生の他のことに比べれば全然まし。試行回数は増やせるし、目一杯やっていれば、半年で確率的に就職する。しかし自分がどんな才能を持って生まれてくるかは運以外の何ものでもない。

・こだわりや哲学を持つのは否定しない。しかしそのこだわりや哲学が、果たして合理的な思考になっているかどうかだけは、常にチェックしておき、その上で判断するのがよい。

・会社を辞めたければ辞めればいい。ただその行動が、長期的に自分の幸福を最大化できるかどうかを考えればいい。

・自分にとって敗北はただの結果。ただの確率的な事象にすぎない。それは仕方なかっただけと考えるだけ。こういう試行を続けていくことができれば10分の1、20分の1の確率で優勝することもある。今回はたまたまそうならなかっただけ。ゲームでの敗北は、人生の死を意味しない。

・大切なのはリスクを小さくすることであって、他人のミスを糾弾したり、責任を逃れることでもない。

・不完全情報ゲームにおける勝負事の結果は、自分の努力やミスをしたかどうかでは左右されない。同じように、ラッキーで勝ったことを検証せずにいると実力と勘違いして過信してしまう。

・事実は事実として、ただ受け入れる。それも大切な実力。

・中国語の単位を落とし留年したからこそ、ポーカーに出会うことができた。

・選ばなかった、選べなかった道を振り返っても、決していまから進むことはできない。同じように、先の見えない将来を不安視しても、不確定要素が多すぎる。いらく考えても意味のないこと。

・もし今後、自分が何らかの理由でポーカープロとして生きていけなくなったとしても、塾講師に戻ればいいのであまり怖くはない。

・世間では東大生を過大評価している。京大や医学部などを考慮すれば、100人に1人程度。小学校で1学年に1人はいる計算になる。ポーカーのプロは100万に1人程度になる。1%はプロとしての最低限で、そこからがスタート。

・その場その場で、もっとも楽しいとか面白いと思える道を選んで進んでいくことが大切。

・あまり大きく考えず、ずっと先を見通そうとはせずに、何かを見つけたら、とりあえずそれを選んでいけばいい。何もなければないでいい。そのうち見つかればラッキーくらいの気持ちでいるのが良い。

・たくさん使えば語学力は上がる。しかし自分はポーカープレイヤーであり、ポーカーで世界一になりたいのであり、バイリンガルになりたいわけでも通訳になりたいわけでもない。

・ギリギリまで考えることが好きだし、考える力はいまの自分を根底で支えている。

・考えることで少しでも期待値が上がったり、何らかの向上が期待できるのであれば、うんうん唸ってギリギリまで追及し、考えるべき。

・過去に自分が行った決断は変えることはできない。たとえそれが間違いであったとしても。そこに反省はあっても、後悔はない。後悔の念に心を縛られるのは、無価値なものに拘束されていること。

・目標はあるが理想系は存在しない。自分は永遠に未完成だから。

・将棋などは運で負けることがない代わりに、最後まで勝ち切らないといけない。

・人生はポーカーなどよりずっと複雑なゲームだ。

・アメリカではポーカーは知的スポーツ。日本の将棋や囲碁に近く、プロスポーツ選手のそれに近い。

・何がリターンで、何を期待しているかはプレイヤーによって同じ局面でも異なる。

**Fed、QE3縮小とそのオプションを検討

10月の議事録が公開された。その中では、QE3の縮小をしたがっていることが示されている。またその際には影響を緩和する為のオプションとして、銀行がFedに預けている預金の金利を下げることや、6.5%を下回るガイダンスなどについての検討も行われた。議長は資産買入が終わっても金利はかなりの期間低いままであるだろうと述べている。

**US株はバブルなのか

US株は今年に入り25%の上昇を示し、1997年以来の良い強い年であった。しかしその背景は停滞する経済と高い失業率がある。S&PのP/Eは15と1999年のバブル時の24と比較すればフェアなバリューであるとする人もいる。FedEx,Google,Microsoft,facebook,netflikなどは40%以上の上げであるのに対し、AppleやIBMは横ばいである。現在は2002年の強気相場よりも強く、Fedのバランスシートは4兆ドルを超えた。

**フランス、IkeaのCEO,CFOを捜査

スタッフと不満を漏らした顧客に関する警察のデータを不法に入手した疑い。Ikeaはロシアでも汚職の副産物に悩み、幹部に内省を促していた。Ikeaはフランスに30店舗あり9300人の従業員がいる。