2014年6月23日月曜日

ガンダムの家族論(2) 恋愛 父性 母性


今回は結婚と恋愛、父性と母性のお話。別段目新しいわけではないが内田樹ともちょっと被っている部分がある。この分野での一つの大きな考え方なのだろう。

■恋愛

本来は個人的な恋愛と社会的な意味を持つ結婚の間には大きな断絶がある。

恋愛結婚がここまで増えたのは、恋愛が素晴しいからではなく、恋愛がリアリティと無縁なファンタジーだったからだと考える。そもそも恋愛というのは、メディアが提供する大衆向けの一番解り易いファンタジーという顔を持っている。安手のフィクションは、いつもこの手の恋愛で一杯だ。

メディアで語られる恋愛はファンタジーだからこそ、誰もが憧れを持つことができる存在。問題はメディアがしばしば、そのファンタジーを煽るだけではなく、結婚というリアリズムに落とし込んでいくことにある。

恋愛から結婚に至るとお互いの関係を外側へ開いた公の状態になり辛い。

見合い結婚は、最初からお互い冷静だ。これから協力して家庭を作り、守っていくという目的に向って、相手を判定するところから始まる。お互い最低限の条件をクリアしたうえで、『このレベルだったら我慢できる』と確信し、ようやく結婚に至る。

見合い結婚は結婚を前提としているからこそ、最初から公のものとして結婚生活を始められる。

人類の歴史を振り返ると恋愛の果てが結婚の常識だった時代はほとんどない。大半が、経済的隆、政治的理由でろくに面識のない者同士が結婚するのが当たり前だった。そこには一定の合理性があったからこそ、長らく続いていていたのだと確信する。

自分の結婚では、揺れ動いている自分が好みをいったらだダメだということを決めていた。自分のような我の強い人間が好みを押し通そうとしたら、永遠に結婚できない。結婚したければその我、自分の好みを出してはダメだと覚悟していた。

フリー稼業だから生活の自信と保証はないとはっきりいった。妻は大店の娘だったが店が潰れて、今はレース編みで食べているから貧乏は平気だと答えた。それが僕にとって決断する大きな決め手となった。

『一緒に生活するために努力する』ことのなかに現実に見合った愛情が含まれている。恋愛結婚からはこの視点がしばしば抜け落ちている。

結婚して努力をするということがなければ、我の強い僕の性格破綻者的な部分だけが拡大しいったであろうことは想像に難くない。結婚で命広いしたことは10や20は間違いなくある。

家庭が僕を社会に繋ぎとめてくれた。だから家族というのは僕にとっては、プライベートな場である以上に、社会的な場所であるという意識が強い。

■母性、父性

自分なりの定義をすれば父性とは、子供を律し、社会性を与えようとする役割で、母性とは、子供を包み受け止める役割。

女性は母から色濃い影響を受けても自分が母親になることで、自分のものとすることができる。しかし男の子は母親になれないのだから、中途半端に母と子の回路の中に閉じこもってしまう。結局、男の子が外へ出ていく回路は、父親の背中を見ていくことろにしかないのだ。高度成長以降、サラリーマンばかりになった日本の父親は、父親らしさを理屈では語れず、家にいくなかった。現代の病理はここにある。

日本の家族における父性の不在と、母性の寡占といった状況はいまだに改まっていない。

ネットで触れられる社会というのは広いようにみえて、結局は自分の好みの範囲を出来ることが絶対にない。

子供を産むには人は必ずつがいにならなくてはならない。当たり前のことだが、これは案外大事なことだ。つまりここには、子供を育てるには必ず父性と母性という二つの論理が必要であるという真実が含まれている。

そもそも有性生殖がこれほどまでに当たり前なのは、環境変化に対してひとつの種が二つの性に分かれていたほうが対応力があり、絶滅の危機を回避しやすいからだ。父性と母性の論理も考え方は同じだ。

■感想

結婚を社会と繋ぎとめる、という意味でパブリックなものという考え方にはなるほどと。そういう意味では会社を辞めてからずっと私的な生き方をしてきた身には、その考え方はありだなと。というかある程度年齢を重ねて来た人たちは程度の差はあれこのように考えているようになるのではないだろうか。

難しいのは昔と違って、こういう概念でのお見合いでも問題ない、というのもまた一つの恋愛の形と回収できてしまう点だろう。そして数は少ないことも容易に考えられる。

また見合いの形も見合いなのに恋愛の体裁を取る点が本末転倒になっている。こういう部分の人だけを集める形の見合いがあっても良いはず。すごくニッチだけどやりそうはありそう。

**CDSが2008年レベルに下落

破綻保険のCredit default swapがリーマンショック前の水準まで下落をしている。Goldman Sachs,Morgan Stanley, Wells Fargo Citigroup,Bank of Americaは2007年来の低い水準になっている。JPMorgan Chaseのみその水準ではないが、0.476%である。

**Teslaの提案に日産とBMWが興味を示す

Teslaが特許をフリーにするとしたことに対し、日産とBMWが共同でチャージのネットワークを作成することに興味を示している。この三社で電気自動車の80%の製造している。消費者は企業によって違うプラグになることは望んでいない。